XMの取引時間は、月曜早朝〜土曜早朝までで24時間ではありません。
- 夏時間 月曜朝6時05分~土曜朝5時50分
- 冬時間 月曜朝7時05分~土曜朝6時50分
FXの世界ではサマータイムというものがあり、どの業者も夏と冬の取引時間は1時間ほど変わってきます。
ちゃんと理解していないと不用意にポジションを保持したまま持ち越しとなってしまい思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。そこで今回は、
- XMので取引時間やサマータイムはいつ?
- MT4やMT5の取引時間の設定は?
- 取引時間で通貨の動きは変わる?
- 年末年始・週末・祝日の取引時間は?
などXMの取引時間について詳しく説明していきます。
XMの取引時間は夏時間(サマータイム)と冬時間がある
日本では馴染みがないですが、海外では欧米を中心に夏時間(サマータイム)を導入しています。
サマータイムとは、日の出時刻が相対的に早い夏の時期に、時計の針を1時間進めて、太陽の出ている時間帯を有効に活用する制度です。
サマータイムを実施している期間は、国によってバラバラですので主要国のサマータイムについてまとめました。
サマータイム実施国 | サマータイム開始日 | サマータイム終了日 |
アメリカ【一部除く】 | 3月の第2日曜午前2時 | 11月の第1日日曜午前2時 |
EU諸国【一部除く】 | 3月の最終日曜午前1時 | 10月の最終日曜午前1時 |
オーストラリア | 10月最終日曜午前2時 | 3月最終日曜午前3時 |
カナダ | 3月の第2日曜午前2時 | 11月の第1日日曜午前2時 |
ニュージランド | 9月最終日曜午前2時 | 4月第1日曜午前3時 |
メキシコ | 3月の第2日曜午前2時 | 11月の第1日日曜午前2時 |
アメリカやEUの一部では、サマータイムを導入してない州や国もあります。
サマータイムがある国や州と、そうでない国や州を行き来する場合は、時計の針を細かく調整しなければなりません。
また、海外FX業者によってもサマータイムの設定は異なるため、週明けや週末の取引時間を把握しておく必要があります。
XMのサマータイム(夏時間)は月曜朝6時05分~土曜朝5時50分
サマータイムでは取引時間が月曜朝6時05分~土曜朝5時50分となります。
XMの夏時間(サマータイム)適応期間はこちらになります。
- 夏時間 3月最終の日曜日午前1時〜10月最終の日曜日午前1時
- 冬時間 10月最終の日曜日午前1時〜3月最終の日曜日午前1時
ちなみに、日本では採用されていないサマータイムですが、アメリカやヨーロッパ、アジア諸国の一部など世界70か国で採用されており、海外に拠点を置くXMでも当然採用しているのです。
XMの冬時間は月曜朝7時05分~土曜朝6時50分
XMの取引時間は夏と一時間違います。
- 夏時間 月曜朝6時05分~土曜朝5時50分
- 冬時間 月曜朝7時05分~土曜朝6時50分
冬時間はサマータイムより1時間早く、またクリスマスや年末年始などの祝祭日は取引時間が変更になることもあります。
時間の変更については公式サイトで知らせてくれますので、こまめにお知らせをチェックするようにしましょう。
オペレーターとやりとりできるライブチャットなどサポートの対応時間は日本時間午前9時〜午後9時、メールなら24時間対応です。
日本人スタッフが日本語でやりとりしてくれるので安心です。
RUB(ロシアルーブル)の取引時間
XMの取引時間は、RUBが含まれる通貨ペアだと変わります。
RUBの取引時間は、夏時間だと月曜朝15時05分~金曜23時55分、冬時間だと月曜16時05分~土曜24時55分となります。
ゴールデンウイーク・年末年始・クリスマスの取引時間
XMは年末年始の土日、12月25日、元旦が休日です。
なお、日本のゴールデンウィークは海外にはなく通常運転していますが、日本語でのライブチャットなど日本語サポートについては休みになることもあります。
また年末年始はトレーダーの多くが休みを取るため取引量ががくんと減り相場が荒れやすいので、FX取引しないほうが賢明です。
クリスマスから年末年始にかけての為替市場のトレード状況はかなり低調なので注意が必要です。
12月24日 | 欧米がクリスマス休暇 |
12月25日 | 日本を除くほとんどの国がクリスマスで休場 |
12月26日~31日 | 日曜を除き為替市場は開いているがクリスマス休暇のところが多い |
1月1日 | 世界中の為替市場が休場 |
1月2日~3日 | 休暇のところが多い |
このように、クリスマスから年末年始の期間は市場参入者が少なく、他の期間に比べると取引は低調です。
取引量が大幅に減ってしまうため、レートの動きも大きくなります。
一方で、年末年始は円安になりやすい特定のパターンも存在します。
年末年始を海外で過ごす日本人が円を外貨に換えるためで、円が売られることで円の価値が下がるからです。
このパターンを利用し、年末年始の円安を狙ったトレード方法もできます。
週末・祝日の取引時間
金曜の午後にクローズした為替市場が、次にオープンするのは月曜の午前中です。
土日はどこの海外FX業者でも取引できませんが、世界の為替市場が完全にクローズするわけではありません。
祝日も市場は閉まりますが、土日と違って祝日は国が定めているため、日本が祝日でも他の国の市場はオープンしているので、祝日でも取引できる海外FX業者は多いです。
たとえば、中東のバーレーン市場は土日でも市場が動いています。
そのため、金曜の終値が月曜の始値にはならず、月曜の始値が金曜の終値から、大きく乖離するケースも少なくありません。
「金曜日にポジションを決済するのを忘れ、月曜日に大きな含み損を抱えた状態でスタートしてしまった」という状況になる可能性もあります。
その一方で、月曜の午前中に大きくレートが動くことから、このタイミングを狙って取引するトレーダーもいます。
窓開けトレードと呼ばれる手法ですが、金曜と月曜の間に発生したレートの乖離は、元の状態に戻るように動きます。
たとえば、金曜の終値が1ドル113.50円で、月曜の始値が113.00円だった場合、113.00→113.50円に向かって動くわけです。
空いた窓が埋まる確率は高いため、初心者でも狙いやすいタイミングになります。
窓開けトレードをするなら、金曜にポジションを手仕舞いして月曜の早朝に新しくポジションを持ちましょう。
XMの貴金属・仮想通貨・原油・指数の取引時間
日経225やダウなどインデックスの取引時間
JP225の取引時間は日本時間の月曜午前7時05分〜土曜午前5時10分。
平日の朝一時間がメンテナンス時間で取引不可です。
【株式指数の取引時間】
夏時間 | 冬時間 | |
---|---|---|
JP225(日経225) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
US30(ダウ平均) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
FRA40(フランス) | 月曜日15:05~土曜日04:55 | 月曜日16:05~土曜日05:55 |
GER30(ドイツ) | 月曜日07:05~土曜日04:10 | 月曜日08:05~土曜日05:10 |
HK50(香港ハンセン) | 月曜日09:20~土曜日00:55 | 月曜日10:20~土曜日01:55 |
ITA40(イタリア) | 月曜日16:05~土曜日00:35 | 月曜日17:05~土曜日01:35 |
AUS200(オーストラリア) | 月曜日07:55~土曜日05:10 | 月曜日08:55~土曜日06:10 |
SWI20(スイス) | 月曜日15:05~土曜日04:55 | 月曜日16:05~土曜日05:55 |
SPAIN35(マドリッド) | 月曜日16:05~土曜日02:55 | 月曜日17:05~土曜日03:55 |
NETH25(AEX) | 月曜日15:05~土曜日04:55 | 月曜日16:05~土曜日05:55 |
UK100(ロンドン) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
US100(ナスダック) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
EU50(欧州) | 月曜日15:05~土曜日04:55 | 月曜日16:05~土曜日05:55 |
USDX(米ドル) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
US500(S&P500) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
貴金属と取引時間
貴金属取引の取引時間は、日本時間の月曜午前7時05分〜土曜午前5時50分です。
平日午前5時55分〜6時05分はメンテナンスタイムとなっており取引できません。
また、ゴールドやシルバー以外のマイナーな貴金属の取引時間は少し通常より違うことがあるようです。
【貴金属の取引時間】
夏時間 | 冬時間 | |
---|---|---|
PALL(パラジウム) | 月曜日07:05~土曜日05:50 | 月曜日08:05~土曜日06:50 |
GOLD(ゴールド) | 月曜日07:05~土曜日05:50 | 月曜日08:05~土曜日06:50 |
SILVER(シルバー) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
PLAT(白金) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
原油・エネルギーの取引時間
WTI原油の取引時間は、日本時間の月曜午前7時05分〜土曜午前5時10分です。
ただし、平日午前6時55分〜9時05分まではメンテナンスタイムとなっており取引できません。
また、少し取引時間が遅れたり終了時間が早くなるCFD取引もあるので気をつけましょう。
【原油・エネルギーの取引時間】
夏時間 | 冬時間 | |
---|---|---|
GSOIL(ロンドン軽油) | 月曜日09:05~土曜日05:10 | 月曜日10:05~土曜日06:10 |
BRENT(BRENT原油) | 月曜日09:05~土曜日05:10 | 月曜日10:05~土曜日06:10 |
OILMn(WTI原油ミニ) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
OIL(WTI原油) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
NGAS(天然ガス) | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 月曜日08:05~土曜日06:10 |
XMのMT4・MT5の表記時間の設定は?
MT4やMT5は、デフォルトだと欧米の時間が標準になっています。
「MT4・MT5の夏時間や冬時間は、自分で調整しなければいけないの?」
と思う人もいるかもしれませんが、夏時間や冬時間には自動的に切り替わるためトレーダーが何かを設定する必要はありません。
MT4・MT5に表記されている時間帯だと、
RUBを含む通貨ペアの場合は月曜日0時5分〜金曜日23時50分
含まない通貨ペアの場合は月曜日9時5分〜金曜日17時55分
となり、夏時間と冬時間は自動で切り替わります。
ただし、月曜の朝や土曜の朝など、XMではチャートが動いているのにFX取引できないことがあります。
実は、XMのチャートは取引開始5分前から取引終了10分後まで動くのですが、取引開始前と取引終了後のFX取引はできないのです。
インジケーターで日本時間に変更している人は注意
夏時間や冬時間で困るのは、週の取引開始時間や取引終了時間が変わるだけですが、これに関しても、口座を開設している海外FX業者から連絡が届くので困ることはありません。
ただし、インジケーターを使って欧米時間⇒日本時間に変更している人は注意が必要です。
自動的にサマータイムに設定変更する日本時間変更のインジケーターもありますが、手動で夏時間や冬時間に、調整しなければならないインジケーターも多くあります。
夏時間や冬時間の面倒な計算を考えると、欧米時間に慣れておいた方が良いでしょう。
XMと他海外FX業者の取引時間比較
各海外FX業者のサマータイムを比較しました。
海外FX業者 | 夏時間 | 冬時間 | ||
開始 | 終了 | 開始 | 終了 | |
GEMFOREX | 6時10分 | 5時50分 | 7時10分 | 6時50分 |
XM | 6時5分 | 5時50分 | 7時5分 | 7時50分 |
AXIORY | 6時4分 | 5時58分 | 7時4分 | 6時58分 |
TitanFX | 6時5分 | 6時 | 7時5分 | 7時 |
少々の違いはあるものの、夏時間と冬時間に大きな違いはありません。
取引時間によって通貨の動きは変動するのか
取引する時間で通貨ペアの動きは異なりますが、これは世界の為替市場のオープン時間が関係しています。
為替相場に、特に大きな影響を与えると言われている三大市場と取引時間は以下のようになります。
市場 | 夏時間の取引時間 | 冬時間の取引時間 |
東京市場 | 9時~17時 | 8時~16時 |
ロンドン市場 | 17時~2時 | 18時~1時 |
ニューヨーク市場 | 22時~7時 | 21時~6時 |
夏時間だと、9時から17時頃までは“円”関連の取引が活発になります。
17時からは“ユーロ”関連の取引が活発となり、22時から2時頃まではロンドン市場とニューヨーク市場のオープンが重なるため、ドル・ユーロ関連の取引がもっとも活発になります。
22時から2時までは、他の時間帯に比べて値動きも活発になるため、初心者にはハードルの高い取引時間です。
一方、三大市場が閉まる7時から9時までは、ドル・ユーロ・円の取引が他の時間帯に比べて不活発です。
取引量が相対的に減るため、ちょっとした要因で相場が大きく動きます。
他の時間帯に比べレートの動きが分かりにくいため、初心者は避けた方が良い取引時間です。
初心者におすすめの取引時間は、ロンドン市場がオープンする17時からニューヨーク市場がオープンする22時頃までの時間帯です。
ロンドン市場は単体でも取引量が多く他の市場と重ならないことで、相場の動きも比較的安定しています。
XMの取引時間で気を付けること
FXは世界各国の為替市場によって成り立っていて、それぞれの市場が相互に影響し合い、通貨レートが作られているわけです。
為替レートに大きな影響を与えるのは、東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場の3つですが、それ以外にも世界には数多くの市場があります。
FXで勝つためには3大市場以外の市場の動きも注視しなければなりませんが、初心者がすべての市場の取引時間や、動向を把握するのは難しいところです。
まずは、3大市場の取引時間とレートの動きの関係を覚えておきましょう。
それぞれの市場の取引時間や休場は、各FX業者の公式ホームページにカレンダーが掲載されています。
カレンダーをチェックして、市場の取引時間や休場の状況を把握しましょう。
また、実際の取引では、取引時間によるレートの動きだけでなく、「経済指標発表」によるレートの動きにも注意が必要です。
比較的レートの動きが安定している夕方から夜の初めころでも、経済指標発表が重なってしまうとレートは急激に動きます。
経済指標発表のタイミングもカレンダー等でチェックしておきましょう。
XMの取引時間はサマータイム・土日祝日は何時になるの?MT4の表記時間の設定まで徹底解説まとめ
XMではサマータイムと冬時間で取引時間が少し変わり、また通貨ペアによっても取引時間が異なるものがあります。
サマータイムに慣れていない国内トレーダーにとってサマータイムに慣れるのはちょっと大変。
ただし、MT4やMT5なら自動的に夏時間と冬時間が切り替わるので便利です。
なお、XMではクリスマスや年末年始といった長期休暇前後の取引時間が変更になることがありますので、こまめに公式サイトのアナウンスをチェックしましょう。