炭鉱のカナリアで暴落を防げる?株FXでの炭鉱のカナリアの使い方 | 海外FXメガ

炭鉱のカナリアで暴落を防げる?株FXでの炭鉱のカナリアの使い方

炭鉱のカナリアとは、何かしらの危険が迫っていると知らせてくれる兆しのことです。

FX市場では一般的に、炭鉱のカナリアは相場の転換点を捉えられるものとして認知されています。

例えば、VIX指標などが炭鉱のカナリアとして注目されているものです。

そこで今回は、炭鉱のカナリアで暴落を防げる?株FXでの炭鉱のカナリアの使い方について徹底解説します。

炭鉱のカナリアとは

炭鉱のカナリアとは、何かしらの危険が迫っていると知らせてくれる兆しのことで、FX市場では相場の転換点を捉えられるものとされています。

FX業界で知名度が高いものだと、VIX指数です。

今回の解説には出てきませんがヒンデンブルクオーメンも炭鉱のカナリアの一つです。

ちょうど2021年3月末現在、アメリカ市場でヒンデンブルクオーメンが点灯しているので警戒されています。

炭鉱のカナリアはマクロ指標として使用するため、年に1~2回程度の出番ですが転換点を捉えるのにはかなり効果的です。

カナリアは炭坑内で有毒ガスが発生すると、有毒ガスに人間よりも敏感に反応します。そして、カナリアが迫っている危険を察知してさえずりを止めます。その結果、人間は有毒ガスが迫っている危険を察知できるのです。

 

炭鉱のカナリア①アナリストの相場観

アナリストの相場観を数値化してデータを取ると、相場の天と底の判断がしやすくなります。

アナリストを10人ほど探して、そのアナリストの相場観を強気あるいは弱気のどちらかに分けて集計します。

相場観がどちらか片方に偏ったタイミングが、トレンド転換に適した時期となります。

8~10人のアナリストの相場観が一致したら、点灯がトレンド転換の合図です。

炭鉱のカナリアとしてアナリスト相場観を活用できると知っている人はあまり多くありません。

なかなか絶好のタイミングが来ることはないのですが、じっくりと良いタイミングを待ってみるのもいいのではないでしょうか。

 

炭鉱のカナリア②世の中や人々の相場観

最近だと2018年1月の仮想通貨バブルが弾けた時です。当時は寝てるだけでお金が増えるとOLまで言い出すほどでした。

実はこのようにみんながみんな強気のときはその後下がる可能性が高いのです。

例えば、チャートが危ない形でヒンデンブルクオーメンが点灯して、日経平均がここから10,000円下がると予想したとします。

しかし、雑誌もニュースもいつも値上がりのニュースばかりでみんなが強気相場で「そんな下がるわけないだろ!」という意見がほとんどだとします。

そのようなときはポジションを減らして様子を見るようにしましょう。

炭鉱のカナリア③VIX指数

VIXはボラティリティ・インデックスを省略した名称であり、恐怖指数と呼ばれることもあります。

シカゴ・オプション取引所がS&P500を対象とするオプション取引のボラティリティから計算された指数がVIX指数です。

恐怖指数は名前の通り、市場参加者の警戒感が強まった時に数値が上昇します。

ボラティリティは株価変動の度合いを表していて、株価が激しく上下に動くほどボラティリティは高いです。

相場の状態が落ち着いている時は、VIX指数は10から20の間を行き来する場合が多い一方で、相場の転換点が訪れた際には低い値位置から突然上昇し始めます。

この変化を確認できると、ほかの指標と一緒に相場の転換可能性を探ることになるのです。

2014年前半には歴史的な低水準が続いたのですが、リスクが必要以上に取られている可能性が考えられます。

市場参加者の感情を冷やすようなファンダメンタルズの変化には気を付けましょう。VIX指数はCBOEで上場されています。

 

炭鉱のカナリア④ハイイールド債(ジャンク債)

ハイイールド債(ジャンク債)は高利回りの債券のことで、低格付けの元本の払い戻しや利子の支払いが滞る可能性が高いです。

金融市場が崩れる時、ハイイールド債は先行指標になるだろうと考えられているのです。

また転換点を捉えることを目的とする場合には、米国債とハイイールド債の2つの間に発生するスプレッドの拡大を重要視します。

米国債とハイイールド債のスプレッドが拡大し始めて動きが止まりそうにないのであれば、株式市場が崩落する危険性が高いです。

 

炭鉱のカナリア⑤新興国の債券

新興国の債券は、投資対象となる資産としてハイリスク・ハイリターンに分類されています。

ハイリスク・ハイリターンの資産にお金が流れるのは、金融緩和などによりリスクアペタイトが積極的に行われている時です。

新興国の債券は比較的危険性が高いので、世界各国で最も安全と言われている米国債と比較すると利回りが高くなります。

両者の差は、リスクのオンオフを表す目印です。

仮に両者の差が縮小から拡大、あるいは拡大から縮小へとトレンドが変化した場合、それは金融市場の変化を表している可能性が高いです。

また米国債利回りとドル金利の差となっているTEDスプレッドの動向も勉強の材料になるでしょう。

ちなみにリスクオンの時には新興国通貨が変われやすく、リスクオフの時には円、スイスフラン、ドルなどが買われやすいです。

 

炭鉱のカナリア⑥長短金利

アメリカの長短金利の逆転すると景気後退の前兆と呼ばれています。

通常であれば、先進国の金利は長期になるほど高くなるのですが、稀にこの状態が逆転し、短期金利の方が高くなる場合があるのです。

以前までの経験則によると、逆転現象が起こった後景気が実際に後退するまでに要する時間はおよそ1年から2年程度です。

実際に不景気になると企業業績が悪化するため、株価も軟調な局面に突入します。

ただし株価は景気に先行するとも考えられているため、「逆転現象→株式相場がピークアウト→景気後退」という順番になる可能性も考えられるのです。

米国株が弱気相場に入ると、世界各国の株式相場が後を追ってくることが予想できます。

 

炭鉱のカナリア⑦金(ゴールド)

金はとドルには、ある一定の逆相関関係が認められています。

金が上昇した時にドルは下落して、逆に金が下降した時にはドルが上昇する関係です。

ただし円やユーロのような特定ペアでは、相場が個別の事情に左右されてしまうため、ドルの総合的な価値を表すドルインデックスでチェックしなければいけません。

金もドル建ての価格が対象とされています。

逆相関の関係が見られるとしたら、片方を買いもう片方を売るトレードは味わい深いと言えるでしょう。

実際に一部のヘッジファンドでは、そのような取引が行われています。

それでは個人投資家はどうなるのかと考えると、日本の居住者でも問題ありません。

ドルインデックスはICE-NYBOTが上場していて、ドル建ての金はCME-Globexが上場しています。

海外先物を取り扱っている業者ならば、個人投資家も同じような取引を行うことができるのです。

 

炭鉱のカナリア⑧原油・鉄・銅

原油や鉄などの商品価格の動向も予兆になります。

このような相場は世界各国で起こる景気動向を反映しているため、資源国通貨に対して炭鉱のカナリアの役割を果たしていると言えます。

原油はノルウェークローネと、鉄や銅は豪ドルと深い関係を持っているのです。

これらの通貨に投資する際には、商品市況も注意してチェックしましょう。

FXに限らず商品CFDや海外先物も取り扱っている業者の場合、それらのチャートを常に確認できます。

またたまには日経新聞の商品市況欄を確認してみるのもおすすめです。

 

炭鉱のカナリア⑨プットコールレシオ

プットコールレシオは、オプション市場の強弱感を表す指標として使用され、頭文字からPCRとも呼ばれています。

一般的にはプットコールレシオの上昇はプットが買われることで弱気派優位を示しています。

反対に下落はコールが買われることであり、強気派優位を指ししめしているのです。

上昇した場合は悲観論者が増えてきたと判断でき、逆に下落した場合には楽観論者が増えてきたと判断できます。

プットコールレシオが上下に振れたので即座に相場がどちらかに移動するなど、ほかの指標でも代わりになるのではないか、と感じる人もいるでしょう。

しかし、暴騰や暴落の転換点においてはオプショントレードが発動するため、鋭敏なプットコールレシオは大いに注目を集めます。

なおプットコールレシオは逆張り指標として使用されていて、一般的には急上昇は大底局面、一方急降下は天井局面となる場合が多いです。

 

炭鉱のカナリア⑩小型株指数

近年は世界各国で開かれている株式市場は米国株式市場の後ろを追いかけています。

そうなってしまうと、先行指標として働く小型株指数はラッセル2000でしょう。

この指標を認知している人は多くいるのですが、有効に使用する手段を知っている人はさほど多くないでしょう。

ラッセル2000は、相場の先行指標としての利用も可能で、2018年2月5日以降に開始される暴落も、先行指標指としての役割を果たしています。

なおラッセル2000は天井圏に限らず、底値圏でも使用が可能です。

米国小型株は、代表的指数とされているラッセル2000の動向を確認しておくことをおすすめします。

同指数はICE-NYBOTに上場されているので、実際に取引も行えます。

 

炭鉱のカナリアで暴落を防げる?株FXでの炭鉱のカナリアの使い方まとめ

炭鉱のカナリアは暴落の予兆をいち早くキャッチできる指標です。

必ず当たるわけではないので、テクニカル指標と併用して使用するのをおすすめします。

利益を上げるための指標ではないですが、投資の世界で勝つよりも負けないことが大事ですので、炭鉱のカナリアを極めて相場に活かしましょう。

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