GEMFOREXは両建てが許されている数少ない業者で、同じ口座内でのみOKです。
複数口座と複数アカウントでの両建ては禁止で、ペナルティとなりますので注意しましょう。
また、GEMFOREXでは買い売り共にプラススワップになる通貨があるのでスワップアービトラージで利益を上げることができます。
そこで今回は、GEMFOREXでの両建て禁止となるケースやその理由、両建てのメリットデメリットを解説します。
GEMFOREXでは複数口座・異業者間での両建ては禁止

同一口座間での両建てイメージ
GEMFOREXの両建ては同一口座のみOKと公式ガイドラインに明記されています。
また、複数口座の両建て・異業者間での両建てはゼロカット悪用とみなされ禁止されています。
- 複数口座の両建て
- 異業者間での両建て
両建てとは、同一通貨ペアに対して売りと買いのポジションを同時に持つことで、この手法だと市場がどう動こうが両ポジションで損益が相殺されます。
ゼロカットとは、万が一口座残高以上にマイナスを出してもユーザーはその損失を追わずにすむ救済制度です。
ゼロカットは口座単位で執行されるのですが、複数口座で両建てするとどうなるでしょう。
両建てはそれぞれの口座でほぼ同じ金額のプラスとマイナスとなりプラスはトレーダーの利益、マイナスはゼロカットによりゼロとなります。
つまり、GEMFOREXだけがマイナスを負い、ユーザーはプラスだけをもらえてしまうのですから、GEMFOREXがこの手法を禁止するのは当然です。
GEMFOREXの両建て手法
【OK両建て】スワップアービトラージ(同一口座内)
スワップアービトラージとは、同じ通貨を買いポジションと売りポジションで両建てしてスワップポイントをもらう手法です。
両建てするとスワップポイントがマイナスになるのが普通ですが、GEMFOREXではスワップポイントがプラスになる通貨が存在します。
また、GEMFOREXは同じ口座内の両建てはOKなので、他業者とは違い堂々と両建てトレードをすることができます。
【NG両建て】ボーナスアービトラージ(異業者間)

別の業者間の両建ては禁止
ボーナスアービトラージとは、両建てを使いボーナスを利用して利益を得る手法のことです。
両建てしているので、どちらにレートが動いても損益はゼロ円のままです。
A社の買いが200万円の損、B社の売りが200万円の利益が出た場合、
- Aの口座残高 ⇒ 200万-200万=0万円
- Bの口座残高 ⇒ 200万+200万=400万円
自己資金 | ボーナス | 利益損失 | |
A社 | 100万 | 100万 | -200万 |
B社 | 100万 | 100万 | +200万 |
入金ボーナスは出金できませんので、B社からは現金として200万円が出金可能です。
つまり、最初の自己資金100万円より100万円増えていることがわかります。
GEMFOREXはゼロカットの悪用をした両建ては禁止
GEMFOREXが複数口座の両建てを禁止しているのはゼロカットの悪用とみなすからであり、つまり両建てでなくてもゼロカットの悪用は違反行為ということです。
たとえば、相場が激しく動く重要な経済指標発表時だけを狙う取引をゼロカット頼りにおこなうのはもはやギャンブルのようであり、違反行為です。
というか、ゼロカットをあてにするのですから、そもそもギャンブルとも言えず、ユーザーだけが確実に儲かるギャンブルが許可されるはずがありません。
GEMFOREXの両建てのメリット
海外FXで両立てすると、為替変動へっちゃらで利益を得られますし、スワップのさや取りもできます。
為替変動リスクに強い
ひとつめのメリットは為替変動リスクに強いことでしょう。
単一ポジションで大きな為替変動が起こると大きなマイナスを出してしまいますが、両建てしていればもうひとつのポジションで必ずプラスとなります。
つまり、両建てならいくら激しい為替変動でも常にプラスマイナスゼロとなり、為替変動リスクなしに取引のベストタイミングを探れます。
相場の値動き予想に自信がない方や損益を固定したまま相場の様子を観察したい方におすすめのやり方です。
レンジ相場で利益を出しやすい
両立てトレードではレンジ相場での利益を出しやすくなります。
レンジ相場とは、チャート上で波のように一定のリズムで上下しながらレートが動いている相場を指します。
両立てしながら価格が上がったら売りのポジションを決済、価格が下がったら買いのポジションを決済、レートが反転したらもう1つのポジションを決済すると、利益を効率的にアップさせられるでしょう。
また、トレンドが発生しているタイミングで、一時的に起こる反転を狙う両立てもおすすめです。
上昇トレンド発生のタイミングで両立てして買いポジションで大きな利益を狙い、一時的に価格が反転するタイミングでは売りポジションで小さな利益を狙うのです。
スワップのさや取りができる
海外FXで両立てするメリットには、スワップのさや取りで長期的に少しずつ利益を重ねられる点も挙げられます。
スワップのさや取りを狙うには、両立てした際にトータルでスワップポイントがプラスになる通貨ペアが条件です。
スワップの両立て可能な業者は少ないのですが、GEMFOREXならスワップのさや取りを狙える通貨ペアを扱っています。
しかも、GEMFOREXでは公式にスワップのさや取りを承認しており禁止事項ではありません。
為替損益取引より利益率は低いですが、それでも大きなレバレッジをかけて取引量を増やすことでスワップポイントもアップさせられます。
GEMFOREXの両建てのデメリット
海外FXでの両立ては業者により禁止となっていたり、手法によってルール違反になることがあります。
また、どちらのポジションでも損切りになってしまうケース、スプレッドが余分にかかるデメリットも存在しますので解説します。
スプレッドが余計にかかる
海外FXでは、1ポジションを保有するごとにスプレッドが発生しますので、2つのポジションを保有する両建てではことになるので2倍のスプレッドがかかります。
両立てのメリットとして為替損益0円と言われますが、実際には両立てしても為替損益0円ではなくスプレッド分の損失が発生します。
たとえば、数十pipsを超える大きな利幅を狙う、ポジション保有期間の長い取引なら気にするほどではないのですが、スキャルピングに代表される数pipsを取りに行くような取引ではスプレッドの損失も無視できません。
どちらのポジションも損切りになる場合がある
レートが激しく動くタイミングで両建てすると、どちらのポジションも損切りになることがあります。
両建て下ではいくら激しくレートが変動して片方のポジションがロスカットになっても、もう片方はプラスとなり損益はゼロです。
ですが、レートの動きが激しいタイミングでは利確する前に反転することもあるので注意が必要です。
両立てするなら、必ずレートが安定しているタイミングにおこなってください。
GEMFOREXの両建てのペナルティ
GEMFOREXで禁止されている両建てが発覚すると、出金拒否や口座凍結という極めて重いペナルティに課せられます。
出金拒否は禁止行為で得た利益だけが対象で、自己資金については返金されるのが一般的ではありますが、ゼロカットを悪用した場合は自己資金も没収されることがあります。
GEMFOREXの規約には確かに「禁止行為に該当する場合、ゼロカットで補填した金額を差し引いた金額しか出金できない」と記載されています。
GEMFOREXの両建てはバレる?
GEMFOREXでは自社内および他の海外FX業者を含めて複数口座(アカウント)での両建てを禁止しています。
他の海外FX業者を絡ませれば発覚しないのではと考える人もいますが、それは間違いです。
なぜなら、IPアドレスや海外FX業者間での情報共有などさまざまな手を打っているからで、実際に発覚してペナルティを課せられたケースはたくさんあります。
GEMFOREXでは同一口座以外の両建てはNGということを覚えておいてください。
GEMFOREX両建て手法!両建てのメリットデメリットと禁止事項を鬼チェックまとめ
GEMFOREXは海外FX業者の中でも、唯一両建てが認められている業者です。
禁止行為をすれば出金拒否や口座凍結など厳しいペナルティが課されますので、きちんと規約を守って両建てで利益を得られるようにしましょう。